計画的な学びで国際人として生きる力を養う

社会学部メディア社会学科3年次 小玉明依さん

2018/11/24

立教生のキャンパスライフ

OVERVIEW

念願の長期派遣留学を2018年秋に控えた小玉明依さん。留学先では、ジャーナリズムを中心に学ぶ予定だ。小玉さんは夢を実現すべく、大学での学びを充実させるための計画を立て、短期留学プログラムやグローバル教養副専攻などにも積極的に取り組んできた。

伝統民家に宿泊(マレーシア)

将来は海外に出て働くことを漠然と考えていたという小玉さんは、大学進学前から長期留学に関心があり、「グローバル」という言葉にアンテナを張っていた。
「大学に入学した春、グローバル教養副専攻(以下、G副専攻)について知り、説明会に参加しました。登録は2年次秋学期からでしたが、早い段階で意識したことで計画的に学びを発展させることができました」
小玉さんは、2つの短期留学に参加した。1年次の春休みには国際センターの短期英語研修プログラム(マレーシア?クアラルンプール)に、2年次の夏季休業期間には社会学部主催のGlobal Study Program(Sydney)で海外体験を重ねた。

フィールドワークの授業でクラスメートと(オーストラリア )

「ともに約1カ月間の滞在でした。マレーシアでは中国や韓国のほか、中東地域からの留学生が多く、さまざまな文化圏の人々と交友関係を築くことができました。オーストラリアではホームステイをしながら学び、特に現地の学生と共同のリサーチプログラムが魅力的でした。このオーストラリアでの社会学の調査が、立教で卒業に向けて研究テーマの的を絞るきっかけにもなりました」
2年次秋学期からは、G副専攻の登録がスタート。ジェンダーやセクシュアリティ、移民問題、日本の雇用と労働問題などをテーマに学んできた。
「一つ一つの問題を掘り下げていくにつれて、日本と欧米諸国の歴史や思想から生じる、考え方の違いを再認識しています」
そして小玉さんは、インターネットの可能性に注目しているという。
「グローバル化にともない、急速な多様化が進行するなか、日本は、歴史や地理条件からか閉鎖的な側面があると思います。多様化する時代に適応するためには、私たちの生活にも密接なインターネットにカギがあるのではないかと考えています」
小玉さんは、これまで学習や留学体験で蓄えた力で、念願の長期留学に臨む。留学先では、ジャーナリズムを中心にメディアと社会の関係性について掘り下げるつもりだ。
「こうした学びをベースに、将来は、記者や編集者などの仕事に就きたいと考えています。教師になることも視野に入れ、教職課程も履修しています。どの道に進んだとしても、多様化する社会で役立つことを人に伝えていきたいです」

グローバルラウンジで留学体験を発表(左)

観光名所ブルーマウンテン(オーストラリア)

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