公開講演会「かくれキリシタンの祈りの歌」

INFORMATION

  • 2017年11月11日(土)15:00~17:00
  • 池袋キャンパス 14号館3階 D301教室

「かくれキリシタン」とは、徳川幕府によるきびしい弾圧下にキリスト教の信仰を捨てたと宣言しながらも潜伏し、胸の内の信仰を今日までひそかに抱きつづけてきた人々である。特に九州長崎県生月島の「かくれキリシタン」は、「オラショ」(ラテン語「オラティオ」〔祈り〕に由来)を、声に出して捧げる。本講演では、「かくれキリシタン」に歌い継がれてきた「オラショ」について論じる。本公演では、『主の祈り』に相当する『ぱちりのちり』などの日本語、訛化したラテン語を引用しながら、かくれキリシタンの祈りの歌の意味を解明する。

講師

立教大学名誉教授、芸術学博士、中世音楽合唱団主宰
皆川 達夫 氏

1951年東京大学文学部卒業、同大学院修了。2回にわたり約6年間アメリカ、ヨーロッパに留学。東京大学と慶応義塾大学講師を経て、立教大学教授に着任。1993年に立教大学を定年退職し、名誉教授となる。専攻は中世?ルネサンス音楽史。著書に『洋楽渡来考 キリシタン音楽の栄光と挫折』、『中世?ルネサンスの音楽史』、『バロック音楽』ほか多数。NHK「バロック音楽の楽しみ」(FM放送、1965年?1985年)、同「音楽の泉」(1990年?)で解説を担当。1978年にイタリア政府よりカヴァリエーレ勲章、2009年にNHK放送文化賞を受賞。2012年に国際音楽学会名誉会員の称号を受ける。

詳細情報

名称

公開講演会「かくれキリシタンの祈りの歌」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

立教大学キリスト教学会、文学部キリスト教学科、キリスト教学研究科

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学部事務1課(キリスト教学科担当)

キリスト教学研究科教育研究コーディネーター
有住航

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