公開講演会「単語の向こうにあるもの:語彙と文法におけるパターンを探る」

INFORMATION

  • 2019年5月18日(土)13:30~17:00
  • 池袋キャンパス 8号館5階 8506教室

現実の言語使用では、語は他の語との関係性の中で使用されていることが多い。語と語の結びつきを示すコロケーション、複数の語が束のようになって使用されている複数語表現などがそのよい例である。講演では、会話、アカデミックなライティング、教科書など異なる言語使用域において、使用域が変わるとそこで使用される語同士の関係性やパターンがどのように変わるのかを詳しく見て行く。その上で、英語教育において複数語の束やコロケーションをどのように教材化すべきかについて検討する。最後に、同じようなパターンの複数語の束であってもas well as のようにどの言語使用域でも頻繁に使用されるものもあれば、使用域によってその一部を入れ替えて使われる as well as、as quickly as、as tall as、as important as などもある。このような例から、使用域と言語使用の関係を考察し、言語教育における研究と教育との関係を具体的に論じて行く。

講師

北アリゾナ大学教授
Randi Reppen 氏

職歴:Professor of Applied Linguistics, (Assistant 1997- 2003; Associate 2003-08; Professor 08-pres)
学位:1994 Ph.D. in Applied Linguistics, Northern Arizona University, Flagstaff, Arizona.
著書:Biber, D. & Reppen, R. (Eds.) (2015). Handbook of Corpus Linguistics. Cambridge: CUP.
Biber, D. & Reppen, R. (Eds.) (2012). Corpus Linguistics Volume 1~4: London: Sage.
Reppen, R. (2010). Using corpora in the language classroom. Cambridge: CUP.
Reppen, R., Fitzmaurice, S., Biber D. (Eds.). (2002). Using corpora to explore linguistic variation.Amsterdam: John Benjamins Publishing.

詳細情報

名称

公開講演会「単語の向こうにあるもの:語彙と文法におけるパターンを探る」

対象者

本学学生、大学院生、教職員、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

英語教育研究所、異文化コミュニケーション学部

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鳥飼 慎一郎(英語教育研究所所員、特定課題研究員)

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