公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」第13回「見出された時Ⅰ」

INFORMATION

  • 2019年9月14日(土)14:00~16:00
  • 池袋キャンパス 11号館2階 A203教室

長大かつ難解な小説として名高い『失われた時を求めて』を、岩波文庫から刊行中の吉川一義氏による親しみやすい新訳で読み通す連続公開セミナーの第13回。いよいよ最終篇に入り、主人公「私」は幼年時代をすごした想い出の土地を再訪して意外な真実を知り、第一次世界大戦の勃発にともなうパリの変貌を目撃。その後、長い療養生活をへて、とうとう記憶と芸術をめぐる啓示をえることになります。
講師にお迎えするのは、代表作『わたしがいなかった街で』をはじめ、たびたび戦争を独自の観点からとりあげている作家、柴崎友香さん。プルーストによる戦時社会の描写を筆頭に、最終篇の多様な読みどころについて考察します。

講師

作家
柴崎 友香 氏

1973年大阪生まれ。
2000年『きょうのできごと』を刊行(2004年に映画化)。
2007年『その街の今は』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞。
2010年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞(2018年に映画化)。
2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。

小説に『ビリジアン』『パノララ』『わたしがいなかった街で』『週末カミング』『千の扉』『つかのまのこと』『公園に行かないか、火曜日に』、エッセイに『よう知らんけど日記』『よそ見津々』など、著書多数。
最新刊は、『待ち遠しい』(毎日新聞出版)。

司会

本学文学部文学科フランス文学専修教授
坂本 浩也

詳細情報

名称

公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」第13回「見出された時Ⅰ」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

定員207名(先着順)

主催

文学部文学科

備考

全14回。第14回は 2019年12月に開催予定。かならずテキスト(プルースト作?吉川一義訳『失われた時を求めて』第13巻「見出された時Ⅰ」岩波文庫、2018 年)をあらかじめ通読のうえ、ご持参ください。

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学部事務1課

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