ACRL「高等教育における図書館基準」翻訳プロジェクト司書課程
今回翻訳した「Standards for Libraries in Higher Education」は、大学?研究図書館協会(Association of College and Research Libraries: ACRL)による大学図書館のための基準で、2018年に改正された最新版です。同基準ははじめ、2011年に発表されており、それは、本学の元?特任教授の永田治樹氏(筑波大学名誉教授)と江原つむぎ氏が翻訳し、ACRLによってここに公表されています。
翻訳の過程で筆者は、大学図書館経営において、“評価”が大変重要な要素になっていることだけでなく、その評価の難しさを改めて認識するに至りました。エビデンスとは何か、評価をいかに経営の次なる判断につなげていくか。これらは、今回の翻訳文書を含む理論的な理解に加えて、数多くの実践例をみて、また自ら図書館現場で経験を積んで考察することを求める問いだと考えました。大学図書館職員の方たちに加えて、学校図書館に関わる人たちも関心をもってもおかしくない文書だと考えますが、いつか、この文書について、図書館現場で働く方たちと訳者らとの意見交換の機会が得られればと思っています。
この文書の翻訳にあたっては、立教大学図書館の職員のみなさま、また司書課程のハモンドエレン特任教授から貴重なアドバイスを数多くいただきましたこと、ここに記して、心からの感謝をお伝えしたく存じます。ありがとうございました。
翻訳の過程で筆者は、大学図書館経営において、“評価”が大変重要な要素になっていることだけでなく、その評価の難しさを改めて認識するに至りました。エビデンスとは何か、評価をいかに経営の次なる判断につなげていくか。これらは、今回の翻訳文書を含む理論的な理解に加えて、数多くの実践例をみて、また自ら図書館現場で経験を積んで考察することを求める問いだと考えました。大学図書館職員の方たちに加えて、学校図書館に関わる人たちも関心をもってもおかしくない文書だと考えますが、いつか、この文書について、図書館現場で働く方たちと訳者らとの意見交換の機会が得られればと思っています。
この文書の翻訳にあたっては、立教大学図書館の職員のみなさま、また司書課程のハモンドエレン特任教授から貴重なアドバイスを数多くいただきましたこと、ここに記して、心からの感謝をお伝えしたく存じます。ありがとうございました。
2021年3月30日
中村百合子(司書課程主任)