切磋琢磨の学生生活。立教が世界への出発点
国際連合開発計画アンゴラ事務所 菊地 隆男さん
2014/01/01
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
国際連合開発計画アンゴラ事務所にて勤務する、菊地隆男さんにお話を伺いました。
子どもの頃から国際社会で働きたい気持ちがあり、「英語の立教」へ進学を決めました。学内での授業のほか、外部の学校にも通うなど、勉強に励みました。一方で、当時「立教チャレンジ」というサークルにも力を注ぎました。トライアスロンや英検、ガンジス川のカヌーでの川下りなど、各自の目標実現に向けて、一人でなくみんなで支援し合うことでお互いを高めるサークルです。まさに、「切磋琢磨」の学生生活でした。
卒業後も第二外国語を習得し、国際社会へ
卒業後は留学に向け、資金計画と、経験のため、一度日本で就職しました。同時に、立教大学のラテンアメリカ講座を受講し、スペイン語とメキシコ文化を学びました。スペイン語を選んだ理由は、第二外国語として、国連公用語の中でも応用範囲の広い言語を習得しておきたかったためです。現在は、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語および日本語の5カ国語での実務能力が、仕事に役立っています。念願かない、メキシコ政府給付の国費留学生としてメキシコ国立自治大学大学院へ留学。ラテンアメリカ地域研究を行ったあと、メキシコの大学において、スペイン語でマーケティングを教えました。外務省の在コスタリカ大使館経済担当官、カリフォルニア大学サンディエゴ校大学院留学、開発コンサルタントを経て、2007年から国際連合開発計画アンゴラ事務所で働いています。
国際社会全体にとってWin-Winの関係をめざす
現在の仕事は、アフリカのアンゴラ共和国で、零細中小企業支援を通じて、貧困削減に寄与すること。具体的には、貧困層に対して、経営資源である「技術」「資金」「経営能力」「情報」へのアクセスを改善し、経済成長を促す仕事です。サブサハラの中でも躍進著しい南部アフリカを「市場」としてとらえ、経済の担い手を育成する制度作りをしています。「私利私欲の追求」という個人レベルの小さい夢ではなく、社会全体にとって、Win-Winの関係をめざす大きな夢の実現にかかわっていることが、やりがいとなっています。
この先は、自分たちの積み上げてきたことが、持続可能であるために、「人づくり」に携わりたいと考えています。私自身がそうであったように、いつか国際社会で働きたいみなさんにとっても、立教大学はとても良い出発点になると思います。
※卒業学科名は入学年度によって異なる場合があります。
※所属は取材当時のものであり、現在は株式会社 日本開発サービス主任研究員をされています。
この先は、自分たちの積み上げてきたことが、持続可能であるために、「人づくり」に携わりたいと考えています。私自身がそうであったように、いつか国際社会で働きたいみなさんにとっても、立教大学はとても良い出発点になると思います。
※卒業学科名は入学年度によって異なる場合があります。
※所属は取材当時のものであり、現在は株式会社 日本開発サービス主任研究員をされています。
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