より豊かな人生や生きる力に結びつくような金融?株式の知識を伝えたい

日本取引所グループ(東京証券取引所)金融リテラシーサポート部 岡部 ちはるさん

2018/04/25

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

文学部を卒業し、今は株式会社日本取引所グループ(東京証券取引所)で働いている岡部 ちはるさんからのメッセージです。

さまざまな人との関わりの中で自分の幅を広げることができた

大学時代は文学作品の学びを通して、また、学内のオープンキャンパス運営スタッフやキャンパスツアーガイドの活動を通じて、さまざまな人と関わりながら生きることの難しさ?楽しさを知った学生時代でした。オープンキャンパスでは会場へ誘導する学生スタッフのリーダーを務め、ガイドとしては受験を見据えた高校生からご年配の卒業生まで幅広い方々と接し、相手の立場や価値観に寄り添いながら行動することを学びました。この姿勢はそのまま現在の仕事につながっています。

また、当時の仲間とは今でも交流が続いており、それも大きな財産のひとつです。立教大学は多様な経験の機会に満ちた場で、そこで私は人間としての幅を広げることができたと思います。

より豊かな人生づくりに金融の知識を役立てていただきたい

現在は東京証券取引所に勤務し、金融経済教育を推進する役割を担っています。具体的には、中学校?高等学校の教員の方々向け経済セミナー?研修会や、生徒さんへの授業の実施です。その目的は、金融や株式、資産運用などに関する知識?関心を今より多くもっていただき、より豊かな人生づくりに役立てていただくこと。

生徒さんに対しては、今のうちからお金に向き合う機会をご提供することで、未来の投資家を育てるという意識もあります。年齢も立場も異なる方々にどうすればうまくご説明できるのか、試行錯誤の毎日です。参加者の方からの励ましのお言葉や生徒さんたちの「わかった!」という表情が、明日も頑張ろうと思うエネルギーになっています。

時代が変わっても、立教で培ったやわらかな心は消えない

自由の学府とも呼ばれる立教大学ですが、その自由とは、自分の行動に責任をもって生きるということにもつながります。さらに、先生も学生もさまざまな個性をもつ人たちが集まっていて、立教はこんな大学と一言で表せないところも立教の魅力のひとつではないでしょうか。

学びも同様で、所属学部や専修以外の授業も履修でき、私は以前から興味のあった音楽や美術、映画についても学ぶことで視野が広がりました。多様性が尊重され、相手の考えを認めながら自分の軸も大切にする、そんな温かさ?寛容さに満ちたキャンパスで、ぜひ自分の選択肢を広げてほしいと思います。時代が変わっても、立教で培った温かでやわらかな心は消えることはありません。
※本記事はスタディサプリに載せた記事をもとに再構成したものです。記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

プロフィール

PROFILE

岡部 ちはるさん

日本取引所グループ(東京証券取引所)金融リテラシーサポート部
文学部文学科英米文学専修/2016年3月卒

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