時代の変化に応じた、「お出かけ」の新しい価値や魅力を創造したい
東京地下鉄株式会社 平山 なつみさん
2021/04/07
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
観光学部を卒業し東京地下鉄株式会社で仕事をされる平山 なつみさんからのメッセージです。
現場に身を置き、異文化にふれ多様性を肌で感じた4年間
自分が知らない世界の人たちはどんなふうに暮らしているんだろう。高校時代に芽生えたそんな好奇心に、交流文化学科はしっかり応えてくれる場所でした。とくによかったと思うのが、実践的に学ぶ機会に恵まれたことです。インタビュー実習やフィールドワーク実習を積み重ねた文化人類学のゼミをはじめ、教室にいては出会えない人たちの声を聴き、現場で生きた学びができました。文化人類学というのは、人間がおりなす社会を観察する学問。極端に言うと、人々の暮らしを取り巻くものすべてが研究対象になります。そこも魅力で、時間ができるとアルバイト代を注ぎ込んで海外に行き、さまざまな文化にふれました。多様性を肌で感じた4年間でしたね。
東京の街やメトロの魅力を発信しお出かけのきっかけづくりを行う
お客さまにもっと東京メトロをご利用いただけるよう、マーケティング調査等の結果を踏まえ、新しい企画乗車券やサービスを考えることが私の仕事です。お出かけのきっかけづくりとも言えます。コロナ禍で私たちの行動様式は変化し、お出かけに対する意識も変わりました。東京メトロでも、以前は海外の旅行博等に出展していましたが現在は見合わせています。そんな中、ウィズコロナ、アフターコロナを見据え、「東京って楽しい」「メトロっていいな」とお客さまが感じ、出かけていただける企画を生み出すことが最大のテーマ。すべてが前例のない挑戦ですが、前に進まないわけにはいきません。難しいけれど、やりがいも大きな仕事だと感じています。
国際交流サークルでの経験は企画を考えるうえでも貴重なヒントに
目標は、自分の企画でお客さまにお出かけを楽しんでいただくこと。そのために街を歩いたり、情報を集めたり、常にアンテナを張っています。大学時代、私は国際交流サークルに所属し、東京の観光地に留学生を案内する活動をしていました。そこで印象的だったのが、誰もが知っているような有名観光地よりも、風鈴の絵付け体験というような、その街の文化がわかるツアーが人気だったことです。この経験は今の企画を考えるうえでも貴重なヒントであり、何よりも、文化人類学を学ぶ中で培った「自分の常識は世界の常識ではない」という価値観は、仕事の基本になっています。それを大切に、新しい時代に向けてチャレンジを続けていこうと思います。
※本記事はリクナビ進学に載せた記事をもとに再構成したものです。記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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※出身学部学科は卒業当時のものです
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