在学生が語る「英語ディベート」と自分の成長
新たな英語教育カリキュラムで学ぶ1年次生にクローズアップ
2020/12/14
RIKKYO GLOBAL
OVERVIEW
2020年度にスタートした立教大学の新たな英語教育カリキュラム。その柱の一つである1年次必修の「英語ディベート」科目では、1クラス20名程度で、社会問題などをテーマに、肯定側と否定側に分かれて英語で討論を行います。その中身について、実際に授業を受けている3人の学生に語ってもらいました。
「英語ディベート」の率直な感想をお聞かせください。
野澤 愛子さん 法学部国際ビジネス法学科 1年次
野澤:授業を受ける前は、英語ディベート=英語力が問われるものだと思っていました。でも実際は、テーマに対して何か意見を言おうとすると、テーマに関する知識がまず必要になります。そのために資料や記事を読んで、情報を集める力が欠かせないと実感しました。
三浦:私は授業を受けて、ディベートは勝ち負けではないと気づきました。テーマに対して根拠を明確にしながら、肯定側と否定側それぞれの意見を言い合うことが大切なんだと。
中村:その根拠を明確にするためにも、情報収集は大事ですよね。自分たちの主張について「なぜそう考えるのか」、しっかりとした理由を示さないと周囲を納得させられませんから。
野澤:インターネット?新聞?書籍をはじめ、情報は至るところにあふれています。その中から必要な情報を選びとったり、情報の信頼性を見極めることも重要だと感じました。
中村:具体的な数字が示されたデータや公的機関が作成した統計は、信頼性の面でも説得力を高めるうえでも強いですよね。
三浦:情報収集も意見の組み立ても一人でするとなると大変ですが、ディベートはチームプレイなのでみんなで協力しながら進めていけます。それが思った以上に楽しく、安心感もありました。
三浦:私は授業を受けて、ディベートは勝ち負けではないと気づきました。テーマに対して根拠を明確にしながら、肯定側と否定側それぞれの意見を言い合うことが大切なんだと。
中村:その根拠を明確にするためにも、情報収集は大事ですよね。自分たちの主張について「なぜそう考えるのか」、しっかりとした理由を示さないと周囲を納得させられませんから。
野澤:インターネット?新聞?書籍をはじめ、情報は至るところにあふれています。その中から必要な情報を選びとったり、情報の信頼性を見極めることも重要だと感じました。
中村:具体的な数字が示されたデータや公的機関が作成した統計は、信頼性の面でも説得力を高めるうえでも強いですよね。
三浦:情報収集も意見の組み立ても一人でするとなると大変ですが、ディベートはチームプレイなのでみんなで協力しながら進めていけます。それが思った以上に楽しく、安心感もありました。
チームの中で、それぞれどんな役割を務められましたか。
中村 喜一さん 法学部法学科 1年次
中村:ディベートのパートには「立論」「質疑応答」「反論」があります。私は、相手チームの意見に対して「反論」を行いました。これの難しいところは、相手の主張に耳を傾けてきちんと理解したうえで、反論するポイントを考えなくてはいけない点です。
三浦:私は「質疑応答」を務めました。相手の主張の中で曖昧だった点や矛盾点について質問を行うのですが、そのためには質問を準備しておくことも大事なので、相手がどんな主張をしてくるかをチームで事前に予想しました。
中村:私もある程度の予想をしました。それによって考え方に柔軟性が生まれ、さまざまな視点から相手の主張を切り崩すことができるようになり、非常にやりがいのあるパートだったと思います。
野澤:私はチームの意見を述べる「立論」を担当しました。自分たちの主張の土台となるパートなので、説得力のある中身にするために客観的な根拠を用意し、メリットだけでなくデメリットも伝えるようにしました。
三浦:自分とは真逆の立場からも物事を考えることが必要になるので、視野が広がりますよね。予想をはるかに超えた意見が相手チームから出てくることもあって刺激になります。
野澤:そこもディベートの面白さですよね。
三浦:私は「質疑応答」を務めました。相手の主張の中で曖昧だった点や矛盾点について質問を行うのですが、そのためには質問を準備しておくことも大事なので、相手がどんな主張をしてくるかをチームで事前に予想しました。
中村:私もある程度の予想をしました。それによって考え方に柔軟性が生まれ、さまざまな視点から相手の主張を切り崩すことができるようになり、非常にやりがいのあるパートだったと思います。
野澤:私はチームの意見を述べる「立論」を担当しました。自分たちの主張の土台となるパートなので、説得力のある中身にするために客観的な根拠を用意し、メリットだけでなくデメリットも伝えるようにしました。
三浦:自分とは真逆の立場からも物事を考えることが必要になるので、視野が広がりますよね。予想をはるかに超えた意見が相手チームから出てくることもあって刺激になります。
野澤:そこもディベートの面白さですよね。
「英語ディベート」を経験して良かったと思うことは何ですか。
三浦 早織さん 法学部政治学科 1年次
野澤:大学生になったら「議論がしたい」と思っていたので、1年次からそれを実践する場があって嬉しかったです。高校の授業と違って受け身ではなく、主体的に取り組めたことも良かった。
中村:自分の考えを発信するだけでなく、相手の意見を聞く姿勢が身についたことが良かったと思います。「英語ディベート」は私にとって、コミュニケーションの楽しさを最も感じられる授業です。
三浦:私は英語力が上がったことです。ネイティブスピーカーの先生の英語が聞き取れるようになり、自分も英語を使えるようになって自信がもてました。
野澤:英語で議論できるようになったことも大きな進歩です。法学部では1年次からゼミ形式の授業があるのですが、そこでもディベートで培った議論する力が役に立っています。
三浦:ディベートを経験すると自分の意見だけでなく、相手の立場も尊重しながら工夫して話し合うことが大切だと実感しますよね。今後、相手にわかりやすく伝えるスキルを磨くためにも「立論」のパートに挑戦したいと考えています。
中村:英語は習得することがゴールではなく、使いこなすことが大事。これからも英語を使った学びを続けていきます。
中村:自分の考えを発信するだけでなく、相手の意見を聞く姿勢が身についたことが良かったと思います。「英語ディベート」は私にとって、コミュニケーションの楽しさを最も感じられる授業です。
三浦:私は英語力が上がったことです。ネイティブスピーカーの先生の英語が聞き取れるようになり、自分も英語を使えるようになって自信がもてました。
野澤:英語で議論できるようになったことも大きな進歩です。法学部では1年次からゼミ形式の授業があるのですが、そこでもディベートで培った議論する力が役に立っています。
三浦:ディベートを経験すると自分の意見だけでなく、相手の立場も尊重しながら工夫して話し合うことが大切だと実感しますよね。今後、相手にわかりやすく伝えるスキルを磨くためにも「立論」のパートに挑戦したいと考えています。
中村:英語は習得することがゴールではなく、使いこなすことが大事。これからも英語を使った学びを続けていきます。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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プロフィール
PROFILE
野澤 愛子さん、中村 喜一さん、三浦 早織さん
法学部国際ビジネス法学科 1年次
(東京都佼成学園女子中学高等学校)
中央:中村 喜一さん
法学部法学科 1年次
(北海道函館中部高等学校)
右:三浦 早織さん
法学部政治学科 1年次
(埼玉県星野高等学校)