秋のカントリーフェスタにJICA留学生が参加し学生と交流
国際化推進機構
2024/01/09
RIKKYO GLOBAL
OVERVIEW
立教大学の大学院では、様々な国からのJICA留学生を受け入れています。彼らの出身国はアフリカ、東南アジア、中央アジア、太平洋諸島諸国、中南米と多岐に渡っており、さらに社会人経験が豊富であるなど、そのバックグランドも多様です。彼らはその知識と経験を活かし、様々な学内のイベントで学部生との交流を図ることにも積極的に挑戦しています。今回は、そのようなイベントのうちの一つであるカントリーフェスタの様子についてご報告します。
カントリーフェスタとは
留学生が自身の国を紹介し、他の学生と交流をはかる企画。年間2回、池袋?新座の両キャンパスで開催しています。本年度秋学期のカントリーフェスタ参加国はウガンダ、中国、ベトナム、カナダ、モザンビーク、トンガでした。
この記事では21世紀社会デザイン研究科MSDAコース(Master of Social Development and Administration Course)に在籍するJICA学生を中心にご報告します。
この記事では21世紀社会デザイン研究科MSDAコース(Master of Social Development and Administration Course)に在籍するJICA学生を中心にご報告します。
池袋カントリーフェスタ(11月27日、12月6日開催)報告
池袋キャンパスのグローバルラウンジにて、11/27のお昼休み(ウガンダ、中国、ベトナム)および夕方(カナダ)に開催されました。JICA留学生であるウガンダ出身のMSDA学生は、ウガンダの様々な国立公園の動画を見せながら、豊かな自然、チンパンジーやゴリラなどの動物の生態について解説しました。中国の学生は習字の練習ができる水書き書道セットを用意、訪れた学生たちが手軽に習字を体験し、交流を楽しみました。ベトナムからの留学生は食べ物、衣服、様々な文化について紹介しながら、ベトナムのお菓子を訪れた学生達にふるまっていました。カナダの学生は、夕方にカナダの紹介を行い、面白いところ、歴史、よくある誤解などについて話してくれました。
12/6のお昼休みにはパフォーマンスが行われ、ウガンダの学生が歌を、中国の学生2人が踊りを披露しました。
歌に先立ち、ウガンダの歌手Rema Namakulaが歌った曲「Ampisizawo」の生まれた背景を解説し、人生の試練を迎えた時に、私達は神に立ち返り、夢をあきらめることなく、執拗に追及することを訴えました。彼女から発せられる力強い励ましのメッセージと魂のこもった歌声に、皆は圧倒され聞き入っていました。
中国の学生2人は、「Quiansixi」という曲に乗じ、中国の伝統的踊りに、現代風の振り付けを織り交ぜながらの踊りを披露しました。小さい頃から中国の伝統舞踊に励んでいた学生と、現代の踊りに親しむもう1人の学生が今回のために振り付けして本番に臨み、練習期間が1週間というなか、とても息の合った演技でその場にいた人々を魅了しました。最後は手の動かし方についてワンポイントアドバイスをするなど、興味を持った人誰でもこのような踊りができると説き、中国文化の魅力をアピールしました。
歌に先立ち、ウガンダの歌手Rema Namakulaが歌った曲「Ampisizawo」の生まれた背景を解説し、人生の試練を迎えた時に、私達は神に立ち返り、夢をあきらめることなく、執拗に追及することを訴えました。彼女から発せられる力強い励ましのメッセージと魂のこもった歌声に、皆は圧倒され聞き入っていました。
中国の学生2人は、「Quiansixi」という曲に乗じ、中国の伝統的踊りに、現代風の振り付けを織り交ぜながらの踊りを披露しました。小さい頃から中国の伝統舞踊に励んでいた学生と、現代の踊りに親しむもう1人の学生が今回のために振り付けして本番に臨み、練習期間が1週間というなか、とても息の合った演技でその場にいた人々を魅了しました。最後は手の動かし方についてワンポイントアドバイスをするなど、興味を持った人誰でもこのような踊りができると説き、中国文化の魅力をアピールしました。
新座カントリーフェスタ(12月1日開催)報告
新座キャンパスのグローバルラウンジにて、お昼休みの時間帯に開催されたカントリーフェスタでは、JICA留学生の2名(出身国はモザンビーク?トンガ、MSDA在籍)が様々な方法で自国の魅力を伝えてくれました。
モザンビーク出身の学生は大きな布や写真を用いて、同国の文化、産物、生活スタイル、交通、宗教、少年たちが通らなければならない、責任ある大人になるための儀式について解説しました。時には学生からの質問に答える形で流れるように話していました。彼は初めてとなる日本人学生との交流を楽しみ、質問に答えるだけでなく、逆に日本人の学生へ、彼らが持つ価値観について質問を向けるなど、お互いに考えさせられる機会となりました。
モザンビーク出身の学生は大きな布や写真を用いて、同国の文化、産物、生活スタイル、交通、宗教、少年たちが通らなければならない、責任ある大人になるための儀式について解説しました。時には学生からの質問に答える形で流れるように話していました。彼は初めてとなる日本人学生との交流を楽しみ、質問に答えるだけでなく、逆に日本人の学生へ、彼らが持つ価値観について質問を向けるなど、お互いに考えさせられる機会となりました。
またトンガ出身の学生は、伝統的衣装Ta’ovalaを身に着け、トンガの生活様式、伝統的衣装、儀式、ダンスについて、またこれらの慣習が今日のトンガの現代社会にどのように組み込まれているかを説明しました。トンガの人々は世界のどこに行っても自分たちの生活スタイルを保っており、実際彼は週末ごとにトンガの友人宅に集まり、kava(伝統的な飲み物)を飲み、伝統的音楽を演奏したり、日曜日には東京にあるトンガの教会で礼拝していることもシェアしてくれました。
笑顔の絶えない雰囲気の中、活発な交流がなされ盛況となりました。
笑顔の絶えない雰囲気の中、活発な交流がなされ盛況となりました。
ウガンダ学生の感想
「異なる文化圏の人々を巻き込んだ、とても興味深いイベントでした。いろいろな人を知り、新しい友人を得て、お互いに学び合い、自分の気持ちや感情を表現することは、私にとってとても大きなことでした。大学のキャンパスでこのようなイベントをもっと開催してほしいです」
モザンビーク学生の感想
「何よりもまず、立教大学とイベント運営に携わったすべてのスタッフに感謝します。また、このイベントのことを知らせてくれたスタッフ、そしてイベントへの参加とガイドを許可してくれたスタッフにお礼を申し上げます。立教大学のカントリーフェスタというイベントで、自分の国や文化、個人的な経験について少しお話しできたことは、私にとって大きな喜びでした。新座キャンパスの学生たちが、異文化について学ぼうとする姿勢を見せてくれたことにとても驚きました。学生たちとは、私と日本の文化について興味深いディスカッションをしました。多くの質問があり、私はそのほとんどに答えることができ、課題によるプレッシャーから解放されました」
トンガ学生の感想
「カントリーフェスタは本当に楽しかったし、他の学生たちと交流し、自分の国について分かち合うことができて嬉しい」
「異なる文化圏の人々を巻き込んだ、とても興味深いイベントでした。いろいろな人を知り、新しい友人を得て、お互いに学び合い、自分の気持ちや感情を表現することは、私にとってとても大きなことでした。大学のキャンパスでこのようなイベントをもっと開催してほしいです」
モザンビーク学生の感想
「何よりもまず、立教大学とイベント運営に携わったすべてのスタッフに感謝します。また、このイベントのことを知らせてくれたスタッフ、そしてイベントへの参加とガイドを許可してくれたスタッフにお礼を申し上げます。立教大学のカントリーフェスタというイベントで、自分の国や文化、個人的な経験について少しお話しできたことは、私にとって大きな喜びでした。新座キャンパスの学生たちが、異文化について学ぼうとする姿勢を見せてくれたことにとても驚きました。学生たちとは、私と日本の文化について興味深いディスカッションをしました。多くの質問があり、私はそのほとんどに答えることができ、課題によるプレッシャーから解放されました」
トンガ学生の感想
「カントリーフェスタは本当に楽しかったし、他の学生たちと交流し、自分の国について分かち合うことができて嬉しい」
立教大学では、多様なバックグランドを持った学生を受け入れているだけでなく、このようなイベントを多く企画?実施することで、積極的な国際交流を促しています。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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