留学生を支援し、国際感覚を磨く
レジデント?サポーター
立教大学
2024/02/09
RIKKYO GLOBAL
OVERVIEW
立教大学では、国際交流寮に居住しながら外国人留学生の日々の生活をサポートするレジデント?サポーター(RS)制度を設けています。
RSとして留学生と共同生活を送り、彼らを支援する経験は、国際感覚や外国語運用能力、異文化理解力の向上にもつながります。
そんなRSの役割や活動内容を、経験者の声とともにご紹介します。
レジデント?サポーター(RS)とは?
役割
- 立教大学で受け入れを行う留学生が大学や日本の生活環境に慣れ、落ち着いて学習に集中できる環境を整備する。
- 留学生へのサポートを通し、留学生の本学への帰属意識(Belongingness)を醸成する。
- その立場を生かしながら、寮内だけではなく学内の国際交流活動の中で学生の立場からリーダーシップを発揮していく。
目標
- 留学生の留学の効果が最大限になるようにサポートする。
- 活動を通してRS自身が成長し、自らのキャリア形成につなげていく。
主な活動内容
- 寮生活中の留学生への生活支援?生活指導?生活相談
- 緊急時(火災、地震、病気、けがなど)の初期対応?報告
- 入寮時の役所での手続きや銀行口座開設等、留学生の生活環境を整える手続きの補助や通訳
- 国際センター、寮長?マネージャー(寮の管理人)の補助
- 国際交流行事等への協力(年2回の留学生歓迎パーティ等)
- 広報協力
- 寮生(留学生や国内学生)同士の交流イベントの企画、運営
- 国際センターとの連携やミーティング、報告
立教大学の国際交流寮
?RIR 椎名町 ?RUID 志木 ?RUID 朝霞台 ?立教グローバルハウス ?DK ハウス練馬
RS経験者の声 VOICE
[2019年度~2022年度]RUID 志木
RSは、英語力やコミュニケーション力に自信がある人だけでなく、人と関わることや仲間を助けることが好きな人、周りの人から学ぶ意欲を持てる人にもぴったりだと思います。留学やボランティアの経験がなく自信がないと感じている人も、気後れせずRSに応募し、ぜひ特別な経験を積んでもらいたいです。
[2018年度]RUID 志木
毎学期、たくさんの留学生と知り合い、その全員と関われることが大きな刺激になります。限られた留学期間の中で何かを成し遂げようと頑張る人を応援したり、周りの人の姿や行動を見て学んだりできるのは、とても貴重な経験になると思います。また、今後も連絡を取り合いたいと思う友人が何人もできました。
[2017年度]RUID 朝霞台
RSの業務は多岐にわたり、責任もある役割です。しかし、留学生のためを思って積極的に行動した分だけ得られるものは大きく、日々の生活は充実したものになると思います。人のために精一杯尽くして感謝されるのは、とてもやりがいのあることです。自分らしく活動し、素敵な寮をつくってください。
寮生を経てRSとして活動する学生の声 VOICE
RSに救われたことは数知れず。今は自分がサポートする側に
フレルホヤグ ビルグーンさん
モンゴル出身
2022年9月入学 NEXUSプログラム
経済学部経済学科1年次
モンゴル出身
2022年9月入学 NEXUSプログラム
経済学部経済学科1年次
ビルグーンさんの自室(DKハウス練馬)
入寮して間もない頃、RSの方に「日本の生活はどうですか? 慣れましたか?」などと顔を合わせるたびに声をかけていただきました。右も左も分からず緊張しながら過ごしている中で「一緒にご飯を食べに行きましょう」と誘われたのは本当にうれしかったです。このような言葉を聞いて、「RSの方々は私たち留学生のことを大切に考え、サポートしてくれるんだ」と心強く感じたのを覚えています。日々の生活でも、エアコンの調子が悪くなった時や銀行での手続きで苦労していた時など、助けられたことは数知れません。寮で共同生活を送る中で、今日の出来事や今学んでいることなどを話す機会は多く、日本語能力の向上にもつながっています。
入寮して1年が経った2023年9月から、私自身もRSとして活動することになりました。RSの方の存在に救われたので、今度は自分もサポートする側に回りたいと思ったのです。外国人留学生が日本で学び、生活するハードルを少しでも下げることができればうれしいです。
入寮して1年が経った2023年9月から、私自身もRSとして活動することになりました。RSの方の存在に救われたので、今度は自分もサポートする側に回りたいと思ったのです。外国人留学生が日本で学び、生活するハードルを少しでも下げることができればうれしいです。
国際センターではRSを定期的に募集しています
募集は原則として毎年冬(春入寮)?春(秋入寮)に行います。
※1
※1 RS説明会で使用した資料(2023年5月)
※本記事は季刊「立教」266号(2023年11月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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