観光学部を選んだ理由
学部別在学生インタビュー(大学案内2025)
2024/05/07
立教を選ぶ理由
OVERVIEW
観光学部に所属する在学生にそれぞれの学科を選んだ理由などを聞きました。
観光学部観光学科4年次 田中 聡さん(神奈川県 関東学院六浦高等学校)
■学科の魅力
まちづくりや旅行者の心理、景観保全、ホテル事業や外食産業といったビジネスなど、さまざまな側面から観光について学ぶことができます。観光ビジネスの研究者など、ゲストスピーカーとして登壇される方からリアルな声が聞ける機会が多いのも、この学科の特長です。また、観光のメリットだけでなく、観光地にキャパシティ以上の観光客が訪れるオーバーツーリズムをはじめ、インフラやホテルなど、さまざまな事業が抱えている問題点についても触れられます。視野が広がり、多様な視点に立って観光を捉える姿勢が身につきます。
■研究テーマ
ゼミでは歴史学を専攻し、観光分野における古い電車の魅力について研究を進めています。電車をテーマにしたのは、日本で鉄道が開業して150年目を迎えた2022年に、古い車両が昔の塗装を施されて走るイベントが各地で行われ、多くの人々が集まっていたことが印象的だったからです。150年の間に鉄道の技術は進歩し、昔よりもはるかに快適になっているはずですが、なぜ古い車両に多くの人が魅了されるのか。卒論執筆をとおして、自分の疑問点を追究してみようと思います。
■卒業後の進路
3年次に履修した観光地の活性化に関する授業で、キャッシュレスやネット予約サービスが旅行を便利にすると知り、ITの分野から観光に携わりたいと考えるようになりました。IT技術は日常生活においても、人々が感じる不便さを解決できるところに魅力があります。就職先では、大学で得た物事をさまざまな視点から順序立てて考える力を生かしながら、旅行者の快適な旅をサポートできるシステムエンジニアを目指したいと思います。
まちづくりや旅行者の心理、景観保全、ホテル事業や外食産業といったビジネスなど、さまざまな側面から観光について学ぶことができます。観光ビジネスの研究者など、ゲストスピーカーとして登壇される方からリアルな声が聞ける機会が多いのも、この学科の特長です。また、観光のメリットだけでなく、観光地にキャパシティ以上の観光客が訪れるオーバーツーリズムをはじめ、インフラやホテルなど、さまざまな事業が抱えている問題点についても触れられます。視野が広がり、多様な視点に立って観光を捉える姿勢が身につきます。
■研究テーマ
ゼミでは歴史学を専攻し、観光分野における古い電車の魅力について研究を進めています。電車をテーマにしたのは、日本で鉄道が開業して150年目を迎えた2022年に、古い車両が昔の塗装を施されて走るイベントが各地で行われ、多くの人々が集まっていたことが印象的だったからです。150年の間に鉄道の技術は進歩し、昔よりもはるかに快適になっているはずですが、なぜ古い車両に多くの人が魅了されるのか。卒論執筆をとおして、自分の疑問点を追究してみようと思います。
■卒業後の進路
3年次に履修した観光地の活性化に関する授業で、キャッシュレスやネット予約サービスが旅行を便利にすると知り、ITの分野から観光に携わりたいと考えるようになりました。IT技術は日常生活においても、人々が感じる不便さを解決できるところに魅力があります。就職先では、大学で得た物事をさまざまな視点から順序立てて考える力を生かしながら、旅行者の快適な旅をサポートできるシステムエンジニアを目指したいと思います。
観光学部交流文化学科4年次 小河 恵美里さん(神奈川県 横浜国際高等学校)
■おすすめの科目
観光開発が進み、貨幣経済が浸透するベトナム?ラオカイ省サパ地域に居住する少数民族の女性の話を聞いた「観光社会学3(ジェンダー)」の授業が、特に印象に残っています。一見、観光によって地域が潤い、女性の地位向上に貢献できているように思いますが、互酬性という関係にもとづいて住民が互いに支え合っている村落社会において、女性だけがお金でモノやサービスを交換する貨幣経済に依存する状態になっています。コロナ禍で観光が途絶えたとき、彼女たちはどんな生活を送っていたのでしょうか。意外な視点からジェンダーについて考えられるのが、この授業の魅力です。
■学科での学びを通して得たもの
本学科は、ビジネスとは異なる側面に着目して考察を深める場だと思っています。時に批判的な思考で観光について考えることに、最初は戸惑いました。しかし、観光のための開発が社会貢献だとする先進国の人々がいる一方、果たして現地の人もそれを望んでいるのかというと、そうとは限らない現状が見えてくるようになりました。「良い」とされていることを別の角度から捉える学びから、表面的なことだけでは十分に理解できない観光産業のありようを知るとともに、観光だけでなく、物事や事象を客観的かつ批判的に見る力を身につけることができました。
■卒業後の進路
卒業後は、日本を代表するインバウンド観光の誘致機関で働きます。4年間人類学の視点をとおして観光について学び、国家や地域、人種間に優劣はないという考えに共感したことから、「人々が相互理解できる社会を構築したい」というテーマを掲げて就職活動に取り組みました。また、アルバイト先のゲストハウスで、様々な国から来たゲスト同士が相手の文化背景を理解し合う姿を目の当たりにしてきたことも、交流の機会を創出する観光の可能性を感じるきっかけになりました。観光の現場からは離れたところで働くことになりますが、交流創出の架け橋として、海外と日本をつなぐ役割を担いたいと考えています。
観光開発が進み、貨幣経済が浸透するベトナム?ラオカイ省サパ地域に居住する少数民族の女性の話を聞いた「観光社会学3(ジェンダー)」の授業が、特に印象に残っています。一見、観光によって地域が潤い、女性の地位向上に貢献できているように思いますが、互酬性という関係にもとづいて住民が互いに支え合っている村落社会において、女性だけがお金でモノやサービスを交換する貨幣経済に依存する状態になっています。コロナ禍で観光が途絶えたとき、彼女たちはどんな生活を送っていたのでしょうか。意外な視点からジェンダーについて考えられるのが、この授業の魅力です。
■学科での学びを通して得たもの
本学科は、ビジネスとは異なる側面に着目して考察を深める場だと思っています。時に批判的な思考で観光について考えることに、最初は戸惑いました。しかし、観光のための開発が社会貢献だとする先進国の人々がいる一方、果たして現地の人もそれを望んでいるのかというと、そうとは限らない現状が見えてくるようになりました。「良い」とされていることを別の角度から捉える学びから、表面的なことだけでは十分に理解できない観光産業のありようを知るとともに、観光だけでなく、物事や事象を客観的かつ批判的に見る力を身につけることができました。
■卒業後の進路
卒業後は、日本を代表するインバウンド観光の誘致機関で働きます。4年間人類学の視点をとおして観光について学び、国家や地域、人種間に優劣はないという考えに共感したことから、「人々が相互理解できる社会を構築したい」というテーマを掲げて就職活動に取り組みました。また、アルバイト先のゲストハウスで、様々な国から来たゲスト同士が相手の文化背景を理解し合う姿を目の当たりにしてきたことも、交流の機会を創出する観光の可能性を感じるきっかけになりました。観光の現場からは離れたところで働くことになりますが、交流創出の架け橋として、海外と日本をつなぐ役割を担いたいと考えています。
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