「夢」かなえるために選択
あきらめずに活動続ける
——立教大学×福岡高等学校
立教大学特別授業
2024/12/02
立教を選ぶ理由
OVERVIEW
NHK杯全国高校放送コンテストのアナウンス部門で優勝した実績を持つ立教大学文学部文学科の2年次、中原陽花(はるか)さんが、9月12日に母校の福岡県立福岡高等学校の第2学年大学研究セミナーの講師を務め、立教大学の魅力と受験への心構えなどを話しました。
四季折々に表情を変えるキャンパスの雰囲気や他学部の授業も受けられる柔軟なカリキュラム、大学生活についての豊富な内容に、参加した生徒たちは熱心にメモを取っていました。
高校での学びが今に生きる
講演の様子。資料を使いながらわかりやすく展開。
私は小学生の頃からアナウンサーになりたいという夢がありました。授業の職業調べで、アナウンサーには「東京の私立大学を出ている人が多い」「さまざまな経験が必要。資格や特技があるとよい」ということを知りました。夢をかなえるためには放送室でアナウンス力をつけ、勉強もできる環境が良いと考え、福岡高校に進学しました。
高校では大学受験を念頭に勉強しながら放送室でアナウンスの基礎を学び、福高祭(文化祭)や予餞会(卒業生を送る会)の司会など人前で話す経験を積み、NHK杯全国高校放送コンテストで優勝することを目標にしました。1年生の時にコロナ禍で大会が中止になるなど悔しい思いもしましたが、あきらめることなく活動を続けました。その結果、全国優勝し、選抜高校野球大会(春の甲子園)の司会という貴重な経験をすることができました。高校三年間で学んだ「絶対にあきらめない気持ち」が今の大学生活にもいかされていると感じています。
高校では大学受験を念頭に勉強しながら放送室でアナウンスの基礎を学び、福高祭(文化祭)や予餞会(卒業生を送る会)の司会など人前で話す経験を積み、NHK杯全国高校放送コンテストで優勝することを目標にしました。1年生の時にコロナ禍で大会が中止になるなど悔しい思いもしましたが、あきらめることなく活動を続けました。その結果、全国優勝し、選抜高校野球大会(春の甲子園)の司会という貴重な経験をすることができました。高校三年間で学んだ「絶対にあきらめない気持ち」が今の大学生活にもいかされていると感じています。
四季により表情を変えるキャンパス
NHK杯全国高校放送コンテストでアナウンスを披露する中原さん
立教大学を選んだ理由の一つめが「キャンパスや通っている学生の雰囲気がとても気に入った」ことです。東京、福岡などのいくつかの大学を見に行き、そう感じました。立教大学のキャンパスは、春は桜、夏は緑が豊かで秋は紅葉もきれいです。食堂は映画「ハリー?ポッター」の世界のようだと言われています。クリスマスの時期は、キャンパスにあるヒマラヤ杉がイルミネーションで彩られ、見学に来る人も多く、人気があります。
大学は実際に足を運ぶと、ホームページで見るのとは全く印象が違います。何となくみんなが志望しているから、などと安易に決めてしまうと入学後に「思っていたのと違う」ということになるかもしれません。事前に自分の目で確かめて「ここだ」という大学を見つけてください。
大学は実際に足を運ぶと、ホームページで見るのとは全く印象が違います。何となくみんなが志望しているから、などと安易に決めてしまうと入学後に「思っていたのと違う」ということになるかもしれません。事前に自分の目で確かめて「ここだ」という大学を見つけてください。
多様な知に触れる柔軟なカリキュラム
熱心に耳を傾ける生徒たち
二つめは「リベラルアーツ教育を基盤としているため、学問分野にとらわれず、自由に学べる」点です。他の多くの大学では、同学部の異なる学科の授業は選択できても他学部の授業は受けられないことも多いです。立教大学では文学部在籍の私が経済学部、法学部だけでなく、理学部の授業も受けられます。文系?理系といった枠組みにとらわれず、あらゆる学問領域に触れることができます。
高校時代に、英語の教員免許を取ることとアナウンサーになるという目標を立てていたため、英米文学専修と社会学部メディア社会学科に興味がありました。本来ならどちらかの授業しか選択できませんが、立教大学であればどちらも学べるということが進路の決め手になりました。私は火曜日に「文学講義」など英米文学の授業、木曜日に「ニュースの社会学」などメディア系の授業を中心に受けるなど、入学当初からさまざまな知の世界に触れています。
受験勉強は、志望校の入試方式や出願条件を確認することが重要です。立教大学の一般入試の外国語(英語)は、英検やGTECのような外部試験のスコア提出が必要です(または大学入学共通テストの「外国語(英語)」を活用)。大学ごとに違うので、志望校の入試情報をしっかりチェックしてください。
高校時代に、英語の教員免許を取ることとアナウンサーになるという目標を立てていたため、英米文学専修と社会学部メディア社会学科に興味がありました。本来ならどちらかの授業しか選択できませんが、立教大学であればどちらも学べるということが進路の決め手になりました。私は火曜日に「文学講義」など英米文学の授業、木曜日に「ニュースの社会学」などメディア系の授業を中心に受けるなど、入学当初からさまざまな知の世界に触れています。
受験勉強は、志望校の入試方式や出願条件を確認することが重要です。立教大学の一般入試の外国語(英語)は、英検やGTECのような外部試験のスコア提出が必要です(または大学入学共通テストの「外国語(英語)」を活用)。大学ごとに違うので、志望校の入試情報をしっかりチェックしてください。
大学は自分の目で確かめて入試情報は早めに確認
東京の大学に通うメリットとして「大手企業のインターンシップに参加しやすい」ことがあげられます。実際の業務や働く環境を通して、働くことの理解を深めることができます。次に「卒業生の講演が頻繁に開催される」ため、進路について情報収集がしやすいという点です。立教大学では卒業生による座談会などが開催され、さまざまな話を聞くことができます。1?2年次から参加できるプログラムも多く、私もNHKやフジテレビに勤める先輩方の座談会に出席し、直接質問をしてリアルな声を聞くことができ、就職活動へのモチベーションアップにつながっています。
最後に「大学に足を運んで自分の目で確かめて志望校を決める」「志望校の入試情報を調べてできるだけ早く準備する」。この二点を忘れないでください。
福岡高校での貴重な3年間を楽しみながら、何事にも全力で取り組んでください。
最後に「大学に足を運んで自分の目で確かめて志望校を決める」「志望校の入試情報を調べてできるだけ早く準備する」。この二点を忘れないでください。
福岡高校での貴重な3年間を楽しみながら、何事にも全力で取り組んでください。
STUDENT?S VOICE 福岡高校生に聞きました。
- リベラルアーツ教育についての話がわかりやすく、興味深かったです。オープンキャンパスに参加した際、留学生や帰国子女の方が多く、雰囲気がすてきだなと感じました。そんな環境に身を置いて知識を深めたいと思っています。立教大学卒業のアナウンサーが多いと聞いたので、ぜひ先輩たちの話を聞いてみたいです。
(N.Mさん)
- リベラルアーツ教育を行っている大学はいくつもありますが、立教大学ほど柔軟な枠組みは珍しいと思いました。東京の私立大学への進学も視野に入れています。中原先輩の話は分かりやすく、ためになりました。質問に答えてくださった古文の勉強法に私も取り組んでみたいと思います。
(T.Sさん)
- 話がとても上手で、聞き手が興味をもつような問いかけなど参加型の講演で感動しました。高校在学中や進路決定までの流れなど丁寧に話していただいたので、自分にも落とし込んで考えることができました。東京の大学へ行くメリットなどもわかりやすく、実際に大学に通う人ならではの視点が新鮮で刺激的でした。
(T.Kさん)
- 「夢から逆算して目標を立てる」ことが大切だと聞き、私自身もやっていきたいと思いました。実際に大学に行ってみないと分からないことも多くあるとのことだったので、オープンキャンパスなどを利用してたくさん情報収集をし、しっかりとした判断基準をもって大学を選んでいきたいです。
(W.Sさん)
※本記事は『読売新聞西部本社版』(2024年10月19日掲載)をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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プロフィール
PROFILE
中原 陽花さん
2023年3月、福岡県立福岡高等学校卒業(75回生)。22年7月にNHKホール(東京都渋谷区)で開催された第69回NHK杯全国高校放送コンテストのアナウンス部門で優勝。翌年3月の第95回記念選抜高等学校野球大会の開会式で司会を務めた。