公開講演会 第45回社会福祉のフロンティア「相模原市津久井やまゆり園殺傷事件を振り返る」

INFORMATION

  • 2017年7月15日(土)15:00~17:30
  • 池袋キャンパス 7号館1階 7102教室

2016年7月26日に神奈川県相模原市にある「津久井やまゆり園」で、しょうがいのある数多くの人が殺傷されてほぼ一年になる。この事件が、なぜ発生し、何を意味しており、私たちは今後何をすればよいのか、あらためて振り返ることにする。今回の講師である岡原正幸氏は感情社会学を専門として、しょうがい者の差別問題に長年取り組んできた。また、熊谷晋一郎氏は小児科医であるとともに脳性まひの当事者であり、当事者の立場からしょうがいの問題に向き合う「当事者研究」を推進している。やまゆり園での事件について発言してきた2人の研究者を招聘し、司会の河野哲也所員と参加者とともに、単純に「ヘイトクライム」として片付けるわけにはいかないこの事件についてあらためて分析し、しょうがい者を巡る現代社会の問題について深く考察する。

詳細情報

名称

公開講演会 第45回社会福祉のフロンティア「相模原市津久井やまゆり園殺傷事件を振り返る」

内容

《講師》
岡原 正幸 氏(慶應義塾大学文学部教授)
熊谷 晋一郎 氏(東京大学先端科学技術研究センター准教授)
《司会》
河野 哲也(本学文学部教授、社会福祉研究所所員)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料

主催

社会福祉研究所

備考

【講師略歴】
岡原 正幸 氏
慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了、慶応義塾大学文学部助手、助教授を経て現職。主な研究領域は、アートベース?リサーチ、感情社会学、障害学、パフォーマンス研究。単著に『感情資本主義に生まれて—感情と身体の新たな地平を模索する』(2013年)、共著に『対決を乗り越える心の実践:障害者差別にどのように向き合うか?』(2017年)、『感情を生きる—パフォーマティブ社会学へ』(2014年)『生の技法 家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(1990年初版、2012年文庫版)等がある。

熊谷 晋一郎 氏
東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士号取得、埼玉医科大学病院小児心臓病棟助手、東京大学先端科学技術研究センター特任講師を経て現職。当事者研究を専門とする。単著として『リハビリの夜』(2009)があり、共著として『at プラス31—他者の理解』(2017年)、『障害者運動のバトンをつなぐ—いま、あらためて地域で生きていくために』(2016年)等がある。

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社会福祉研究所事務局 金 敏貞

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