公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」第2回「スワン家のほうへⅡ」

INFORMATION

  • 2017年12月9日(土)14:00~16:00
  • 池袋キャンパス 本館2階 1202教室

長大かつ難解な小説として名高い『失われた時を求めて』を、岩波文庫から刊行中の吉川一義氏による親しみやすい新訳で読み通す連続公開セミナーの第2回。フローベールの『ボヴァリー夫人』を軸に、「恋愛小説」ないし「姦通小説」の法的?宗教的次元へと考察を広げて近代ヨーロッパ論を展開するいっぽう、コレットの高級娼婦小説『シェリ』の名訳者としても知られる工藤庸子氏を迎え、「スワンの恋」のヒロインであるオデットの造型について、さまざまな角度から再考してみたい。

講師

東京大学名誉教授
工藤 庸子 氏

1944年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程終了。東京大学大学院総合文化研究科教授、放送大学教授を経て、現在、東京大学名誉教授。著書に、『プルーストからコレットへ——いかにして風俗小説を読むか』(中公新書、1991年)、『フランス恋愛小説論』(岩波新書、1998年)、『恋愛小説のレトリック——『ボヴァリー夫人』を読む』(東京大学出版会、1998年)、『ヨーロッパ文明批判序説——植民地?共和国?オリエンタリズム』(同上、2003年)、『近代ヨーロッパ宗教文化論——姦通小説?ナポレオン法典?政教分離』(同上、2013 年)、『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ——フランス革命とナポレオン独裁を生き抜いた自由主義の母』(同上、2016年)など。訳書に、コレット『シェリ』(岩波文庫、1994年)など。

司会

本学文学部文学科フランス文学専修教授
坂本 浩也

詳細情報

名称

公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」第2回「スワン家のほうへⅡ」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

定員105名(先着順)

主催

文学部文学科フランス文学専修

備考

全14回、第3回を2018年2月に開催予定。
テキスト(プルースト作?吉川一義訳『失われた時を求めて』第2巻「スワン家のほうへⅡ」岩波文庫、2011年)をあらかじめ通読のうえ、ご持参ください。

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学部事務1課

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