公開講演会「ビザンツ世界における修道院、船舶、島嶼:”聖ならざる”もつれ合いの歴史」(Monasteries, ships and islands in Byzantium: a history of an "unholy" entanglement)

INFORMATION

  • 2019年11月16日(土)15:00~17:30
  • 池袋キャンパス ロイドホール5階 人文研究センター

本講演会では、近年注目を浴びるグローバルヒストリー、とりわけ海域と島嶼の持つ環境史的要素の観点から、中世ビザンツ帝国における修道院の機能を再検討する報告とコメントを行う。基調講演を、ゲッティンゲンならびにオーストリア科学アカデミーで、ビザンツ帝国の史料編集やデータのディジタル化を進めている、エカテリーニ?ミツィウ博士が担当し、いずれも国際的な業績を持つ、ビザンツ帝国史家の村田光司氏と西洋中世史家の赤江雄一氏がそれぞれの立場からコメントを行う。その後、フロアも含めたディスカッションを行う。

講師

ゲッティンゲンならびにオーストリア科学アカデミー研究員
エカテリーニ?ミツィウ 氏

ウィーン大学で2008年に博士号を取得後、現在はオーストリア科学アカデミーならびにゲッティンゲン科学アカデミーの研究員をつとめる。専門はビザンツ帝国の女子修道制ならびに環境史。主要編著に『皇帝ジギスムンドと正教世界』(Emperor Sigismund and the Orthodox World, Vienna, 2010)『中世東地中海の女性と修道制』(Women and Monasticis sm in the Medieval Eastern Mediterranean:Decoding a Cultural Map, Athens, 2019)など多数。

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名古屋大学高等研究院特任助教
村田 光司 氏

名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(博士)、現在は名古屋大学高等研究院特任助教。ビザンツ帝国史を専攻。主要業績に、"The Mongol’s Approach to Anatolia and the Last Campaign of Emperor John III Vatatzes", Greek, Roman, and Byzantine Studies 55(2) など。

コメント 2

慶應義塾大学文学部准教授
赤江 雄一 氏

リーズ大学中世研究所博士課程(Phd)、現在は慶應義塾大学文学部准教授。中世教会史?修道院史を専攻。主要業績に、A Mendicant Sermon Collection from Composition to Reception. The 'Novum opus dominicale' of John Waldeby, OESA, Brepols, 2015 など。

詳細情報

名称

公開講演会「ビザンツ世界における修道院、船舶、島嶼:”聖ならざる”もつれ合いの歴史」(Monasteries, ships and islands in Byzantium: a history of an "unholy" entanglement)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

主催

文学部史学科

共催

科研費基盤(A)「前近代海域ヨーロッパ史の構築:河川?島嶼?海域ネットワークと政治権力の生成と展開」(研究課題 19H00546);修道会史研究ネットワーク

備考

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学部事務1課 史学科担当

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