【定員に達したので申込みを終了しました】公開講演会「Displacement, Trauma and Identity: A Migrant's Journey from Fear to Resilience(ディスプレイスメント、トラウマ、アイデンティティ——恐怖からレジリエンスへ向かう移民たちの旅)」

INFORMATION

  • 2022年7月4日(月)17:30~19:30
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館カンファレンス?ルーム

Around the globe, there were approximately 25 million refugees and 50 million internally displaced peoples (IDPs) as of 2021. The main factors driving up these figures were conflict; disaster and economic development with predictions saying these numbers are likely to increase.

At the same time, the political appetite for accommodating displaced peoples is decreasing as exemplified by ultra-nationalist and/or populist rhetoric in various parts of the world. The accompanying xenophobic language depicts vulnerable migrants and IDPs as a dangerous “other” not worthy of full citizenship, thus exacerbating their already existing trauma.

Using a mixture of publicly available information and biographical material, this lecture will address issues of citizenship in adverse times for one vulnerable population and argue for the construction of a cosmopolitan inclusive and diverse society capable of understanding difference. It will also argue for the construction of a personal identity capable of treating trauma by re-casting one’s role as a migrant in host societies.

2021年の時点で、世界中には約2,500万人の難民と5,000万人の国内避難民(IDP)がいる。これらの数字を押し上げた主な要因は、紛争、災害、経済発展であり、今後も増加する可能性が高いと予測されている。

同時に、ウルトラナショナリスト的であり、かつ/またはポピュリスト的でもあるレトリックに代表されるように、世界のさまざまな地域で、土地を追われた人々(displaced peoples)を受け入れるための政治的希求は減少している。そうした動きにともなって現れる外国人排斥の言葉は、脆弱な移民と国内避難民を市民権には値しない危険な「他者」として描写しており、彼らが経験してきたトラウマをさらに悪化させている。

本講演では、公開されている情報と伝記資料を組み合わせて用いることで、逆境の時代における脆弱な人々の市民権の問題を提起し、差異の理解を可能にするようなインクルーシブかつ多様性に富み、コスモポリタンな社会を構築するための議論を提起したい。また、ホスト社会において移民としての役割を再構築することにより、トラウマを解消し得るような個人のアイデンティティの構築についても議論する。

講師

Aarhus University准教授、本学在外招聘教員
Vladimir Douglas Pacheco Cueva 氏

Griffith University博士(2003)。Monash University講師、University of Queensland研究員等を経て、2014年からAarhus University准教授。専門は、CSR(企業の社会的責任)研究、途上国開発におけるコミュニティ関与および会経済的評価、環境リスク研究などである。著書にGovernance of Arctic Oil and Gas Activities(共著、2017)など、論文に“A Case Study of the Carmichael Coal Mine from the Perspectives of Climate Change Litigation and Socio-Economic Factors.” Law, Environment and Development Journal Vol. 17/1(共著、2021)などがある。2022年度6月2日から、在外招聘教員として立教大学に滞在し、学生指導を行っている。

詳細情報

名称

【定員に達したので申込みを終了しました】公開講演会「Displacement, Trauma and Identity: A Migrant's Journey from Fear to Resilience(ディスプレイスメント、トラウマ、アイデンティティ——恐怖からレジリエンスへ向かう移民たちの旅)」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

学外者については事前登録制(定員50名)

※定員に達したので申込みを終了しました。

主催

社会学部

共催

立教社会学会

備考

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社会学部准教授
木村 自

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