2024/12/20 (FRI)

立教大学共生社会研究センター公開ワークショップ
「多様な市民の社会活動に関する資料を使った社会科の授業づくり」(2025年2月16日)のお知らせ

 2022年4月から高校の地歴?公民科が大きく変わり、「歴史総合」「地理総合」「公共」の3科目が必履修科目となりました。「歴史総合」では網羅的な通史教育ではなく、近現代史を中心とした課題解決型の学習が重視され、資料を基に問いを探究する授業が求められています。「歴史総合」に限らず、2020年度より小学校から順次全面施行されている新しい学習指導要領では、学習活動における「資料の活用」が、「主体的?対話的で深い学び」との関連で重視されるようになっています。しかし、現場では新しい授業づくりに戸惑いが多く、特に「資料」と「問い」を活用した教育に慣れていない教師も多い状況なのではないでしょうか。
 そこで今回のワークショップでは、共生社会研究センター所蔵の多様な市民の社会活動に関する資料に触れてもらい、その資料に基づいてどのような授業づくりができるのかを考えます。生徒にとって学びがいがあり、市民意識が高まるような社会科の授業に資する資料とはどういうもので、そこではいかなる問いが必要なのか。研究者とアーキビストと現場教員の三者で授業プランを実際に考案し議論を重ね、市民が育つ社会科の授業づくりを考究します。

会場が小さいため、定員は12名です。どうぞお早めにお申し込みください。

イベントの詳細

日時:2025年2月16日(日) 13:00~17:00(12:30開場)
会場:立教大学共生社会研究センター閲覧室
申込:下記Googleフォームより事前申し込みをお願いいたします。(定員 12名、先着順)
   https://forms.gle/mUhcePB2F9p2r3nW8
主催:立教大学共生社会研究センター


プレゼンター:
和田悠(立教大学文学部教授、立教大学共生社会研究センター長)

慶應義塾大学大学院社会学研究科 博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は社会教育、社会科教育、戦後社会論。戦後日本の市民主義の思想的経験を、小児科医で知識人の松田道雄の思想と行動の考察を通じて明らかにしてきた。また、シティズンシップ教育を推進する実践的立場から社会科教育実践(特に歴史教育)についての研究も並行して行っている。最近の著作に「松田道雄の保育思想」(『現代思想』2022年2月号)、「主権者教育に批判的精神を問い返す—新自由主義と戦後民主主義との関わりで」(『立教大学教育学科研究年報』64号、p. 321-335、2021年)等がある。

平野泉(立教大学共生社会研究センターアーキビスト)
学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻博士後期課程単位取得退学。修士(アーカイブズ学)。埼玉大学経済学部社会動態資料センターでのアルバイトで資料整理に携わり、戦後市民運動が生み出した多様な資料のおもしろさを知る。2010年より立教大学共生社会研究センター勤務、資料関連業務全般を担当。共訳書に、『レコード?マネジメント?ハンドブック—記録管理?アーカイブズ管理のための』(日外アソシエーツ、2016年)、『続?アーカイブズ論—記録のしくみと情報社会』(2023年、明石書店)等がある。


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立教大学共生社会研究センター

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